(´・ω・`)らんらん♪
(´・ω・`)見つけても内緒にしておいてね♪
DMEDHにおいて、以下の変更を行いました。
21/xx/xx
以下の用語の名称を変更しました。
統率領域→超統率ゾーン
禁止→規制(非推奨)
以下のルールを変更しました。
統率領域にある統率者は、自分のメインステップ中であればコストを支払うことでバトルゾーンに召喚できます。
↓
超統率ゾーンにある統率者は、自分のターン中、マナコストまたは自身の能力で手札にあるかのようにバトルゾーンに出すことができます。
関連 | 《超九極 チュートピア》《スパイク・スピーゲル》《U・S・A・BRELLA》 |
質問 | 超統率ゾーンは「手札」に含まれますか、それとも「手札以外」に含まれますか? |
回答 |
統率者をマナコストまたは自身の能力でバトルゾーンに出す時は、手札であるかのように扱われます。 手札からバトルゾーンに出した時の能力は誘発し、手札以外のゾーンから出した時の能力は誘発しません。 |
関連 | 《レベリオン・クワキリ》《ルナ・コスモビュー》 |
質問 | 超統率ゾーンは手札の枚数に数えられますか? |
回答 |
数えません。 統率者を出す時でもそうでない時でも、手札の枚数には含まれません。 |
関連 | |
質問 | ニンジャ・ストライク、キリフダッシュなどで統率者を召喚できる場合は、その効果に従ったタイミングで召喚できますか? |
回答 |
統率者が召喚できるのは自分のメインステップ中だけです。 できます。 自分のターン中なら自身の能力で手札にあるかのようにバトルゾーンに出すことができます。 ただしゲーム中に超統率ゾーンからバトルゾーンに出した回数だけ、マナゾーンのカードを2枚タップする必要があります。 |
関連 | |
質問 | 侵略など手札からクリーチャーをバトルゾーンに出す効果で超統率ゾーンの統率者をバトルゾーンに出すことはできますか? |
回答 |
超統率ゾーンは手札ではなく、超統率ゾーンから統率者をバトルゾーンに出せるのは召喚だけです。 また、統率者が召喚できるのは自分のメインステップ中だけです。 自分のターン中なら自身の能力で手札にあるかのようにバトルゾーンに出すことができます。 ただしゲーム中に超統率ゾーンからバトルゾーンに出した回数だけ、マナゾーンのカードを2枚タップする必要があります。 |
関連 | |
質問 | 革命チェンジで超統率ゾーンの統率者をバトルゾーンに出すことはできますか? |
回答 |
できません。 統率者以外のカードを超統率ゾーンに置くことはできず、入れ替えが実行できない革命チェンジは不発になります。 |
関連 | 《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》《龍素王 Q.E.D.》 |
質問 | 《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》などで統率者を召喚できる場合は、その効果に従ったタイミングで召喚できますか? |
回答 |
できます。 コストの支払いを置き換えて召喚するカードは、超統率ゾーンにある統率者を召喚することができます。 ただしゲーム中に超統率ゾーンからバトルゾーンに出した回数だけ、マナゾーンのカードを2枚タップする必要があります。 |
関連 | 《ヘブンズ・ゲート》 |
質問 | ドロン・ゴーや《ヘブンズ・ゲート》などで超統率ゾーンの統率者をバトルゾーンに出すことはできますか? |
回答 |
できません。 統率者を超統率ゾーンからバトルゾーンに出せるのはマナコストまたは自身の能力だけです。 ドロン・ゴーは自身の能力ではないのでできません。 |
関連 | |
質問 | 超統率ゾーンは手札枚数に数えませんが、マスターGGGで超統率ゾーンの統率者をバトルゾーンに出すことはできますか? |
回答 |
できます。 「自分の手札がこのカードだけなら、」という条件は、「自分の手札がこのカード以外なければ、」と見なされます。 手札がゼロなら超統率ゾーンからマスターGGGができます。 ただしゲーム中に超統率ゾーンからバトルゾーンに出した回数だけ、マナゾーンのカードを2枚タップする必要があります。 |
この方法で召喚する場合、この方法でこれまでに統率者を召喚した回数1回につきコストが2多くなります。G・ゼロ等のコストを支払わずに召喚する効果を使う場合、召喚した回数にかかわらずにコストを支払わずに召喚できます
↓
ゲーム中この方法で出した回数だけ、マナゾーンのカードを2枚タップしなければなりません。
関連 | |
質問 | 統率者をG・ゼロ、ギャラクシールド等でコストを支払わずに召喚することはできますか? |
回答 |
できます。 自分のターン中なら自身の能力で手札にあるかのようにバトルゾーンに出すことができます。 ただしゲーム中に超統率ゾーンからバトルゾーンに出した回数だけ、マナゾーンのカードを2枚タップする必要があります。 |
関連 | |
質問 | 統率者を超統率ゾーンからバトルゾーンに出す時、この方法で出した回数分のマナゾーンのカードをタップできない時、どうなりますか? |
回答 |
統率者をバトルゾーンに出すことができません。 これ以外の正規のマナコストや代替コストなどを支払うこともできません。 |
統率者が相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかったとき、カードを1枚引くことができます。
↓
統率者の攻撃の終わりに、ターンに一度、その攻撃中にブレイクしたシールド1つにつき自分の山札の上から1枚を見て、その中の1枚を手札に加えて残りを好きな順序で山札の一番下に置くことができます。
関連 | |
質問 | 統率者の攻撃でブレイクしたシールドのシールド・トリガーによって統率者がバトルゾーンに離れた場合、デッキからカードを手札に加えることはできますか? |
回答 |
できます。 ブレイク・ボーナスと違い、効果の発生源がクリーチャーにないため、統率者が離れてもカードを手札に加えることができます。 |
関連 | 《巡礼者メスタポ》 |
質問 | 《巡礼者メスタポ》がバトルゾーンにいる間に、統率者の攻撃でシールドをブレイクした時、デッキからカードを手札に加えることはできますか? |
回答 | できません。 |
ゴッド統率者は構築ルール、ゲーム中ともに1枚のカードとして扱われます。
↓
ゴッド統率者はデッキ構築時に参照する文明を除き、それぞれのクリーチャーが独立して扱われます。
デッキは統率者と合計してちょうど60枚でなくてはなりません。
統率者を超統率ゾーンから出した回数は、それぞれの統率者を個別に数えます。
統率者の攻撃の終わりに山札から手札に加えるのは、全ての統率者からターンに1度だけです。
関連 | |
質問 | ゴッド統率者を統率者に指定している時、統率者を除いたデッキの枚数は何枚になりますか? |
回答 |
60枚から統率者の枚数を引いた数になります。 例えば3体のクリーチャーをゴッド統率者として指定した場合、60-3=57枚となります。 |
関連 | 《名も無き神人類》 |
質問 | 中央G・リンク360を用いて、《名も無き神人類》《竜極神ゲキ》《悪魔右神ダフトパンク》の組み合わせをゴッド統率者に指定できますか? |
回答 |
できません。 超統率ゾーンで中央G・リンク360の名称変更は行えません。 |
関連 | |
質問 | ゴッド統率者のゴッドを1体ずつ個別にに召喚することはできますか? |
回答 | できます。 |
関連 | |
質問 | ゴッド統率者の《竜極神ゲキ》をゲーム中はじめて超統率ゾーンから召喚した後、同じくゴッド統率者である《竜極神メツ》を同様にはじめて召喚する時、追加コストはどうなりますか? |
回答 |
クリーチャーごとに個別に数えられるため、追加のマナタップは発生しません。 ゲーム中に《竜極神メツ》を超統率ゾーンからバトルゾーンに出した回数分だけ追加でマナを2枚タップさせる必要がありますが、この時《竜極神ゲキ》の出した回数はカウントされません。 |
関連 | |
質問 | 統率ドローはターンに1度ですが、ゴッド統率者の《竜極神ゲキ》で統率ドローを行った後、同じくゴッド統率者である《竜極神メツ》で攻撃して統率ドローを行えますか? |
回答 |
できません。 統率ドローは全ての統率者からターンに1度だけです。 |
以下の裁定を整理・変更しました。
関連 | 《ガンヴィート・ブラスター》 |
質問 | 《ガンヴィート・ブラスター》などの相手プレイヤーに複数及ぶ効果を別々の相手プレイヤーに振り分けることはできますか? |
回答 |
対象になった相手プレイヤー1人に全ての効果が及ぼされます。 できます。 「■」「▶」やキーワード能力の記号などで効果が区切られていれば、別々の相手プレイヤーに振り分けることができます。 |
関連 | 《撃髄医 スパイナー》《鬼札ヶ島 百鬼夜城》 |
質問 | 《撃髄医 スパイナー》の相手クリーチャーのパワーを―3000する効果を、別々の相手プレイヤーに振り分けることはできますか? |
回答 |
できます。 「■」「▶」やキーワード能力の記号などで効果が区切られていれば、別々の相手プレイヤーに振り分けることができます。 |
関連 | |
質問 | バズレンダで回数を増やした相手に影響を及ぼす効果は、別々の対戦相手に振り分けることはできますか? |
回答 |
指定した相手1人に全てのバズレンダの効果が及ぼされます。 できます。 キーワード能力の記号で効果が区切られているので、別々の相手プレイヤーに振り分けることができます。 |
関連 | 《「非道」の鬼 ゴウケン齋》 |
質問 | 自分のシールドが0で、AとBのシールドが3つずつで、Cのシールドが7つの時、クリーチャーがタップして置かれるのはどのプレイヤーですか? |
回答 |
常在型能力は各相手プレイヤーを参照して、自分と合計してシールドが6つ以下になるプレイヤーに対して鬼タイムが成立します。 AとBに鬼タイムが成立しているので、AとBのクリーチャーがタップしてバトルゾーンに置かれます。 |
関連 | 《オブ・シディアDG 》 |
質問 | 自分のシールドが5つで、AとBのシールドが3つずつで、Cのシールドが7つの時、パワーはいくつ上昇しますか? |
回答 |
常在型能力は各相手プレイヤーを参照して、勝っているプレイヤーの数だけパワーが上昇します。 AとBに勝っているためパワーは+10000になります。 |
関連 | 《ペリルドッター》 |
質問 | 自分のシールドが5つで、AとBのシールドが3つずつで、Cのシールドが7つの時、パワーはいくつ上昇しますか? |
回答 |
常在型能力ですが、相手プレイヤーのターンに、そのプレイヤーとラビリンスが成立している場合のみパワーが上がります。 Aのターン中:パワー+2000 Bのターン中:パワー+2000 Cのターン中:パワー上昇しない |
関連 | 《「大蛇」の鬼 ジャドク丸 》 |
質問 | 自分のシールドが0で、AとBのシールドが3つずつで、Cのシールドが7つの時、パワーはいくつ上昇しますか? |
回答 |
常在型能力は各相手プレイヤーを参照して、自分と合計してシールドが6つ以下になるプレイヤーに対して鬼タイムが成立します。 AとBに鬼タイムが成立しているので、パワーは+8000になります。 |
関連 | 《龍装者デュオ・コマンドー 》 |
質問 | 自分のクリーチャーがが5体で、AとBのクリーチャーが3体ずつで、Cのクリーチャーが7体の時、どうなりますか? |
回答 |
常在型能力は各相手プレイヤーを参照します。 ブロッカーとターンの終わりのアンタップが2重に付与されます。 Cを参照してアンタップさせない、ということはできません。 |
関連 | 《デモニオの鬼宝 》 |
質問 | 自分のシールドが0で、AとBのシールドが3つずつで、Cのシールドが7つの時、鬼タイムでコスト3以下のクリーチャーを破壊できるのはどのプレイヤーですか? |
回答 |
誘発能力や呪文能力は相手プレイヤー一人を参照して、自分と合計してシールドが6つ以下になれば鬼タイムが成立します。 Aのコスト3以下のクリーチャーか、Bのコスト3以下のクリーチャーを破壊することができます。 |
関連 | 《ドンジャングルS7》《戦いの化身》《ガチンコ・ピッピー》 |
質問 | 相手の《ドンジャングルS7》や《ガチンコ・ピッピー》がタップしている時、別の相手プレイヤーや相手プレイヤーのクリーチャーに攻撃することはできますか? |
回答 |
できます。 |
以下の規制カードを変更しました。
《屍術師インフェルノ・カイザー》《ロールモデルタイガー 》《死儀妖精ベラドマイ》《マテン龍樹》《オーシャン・ズーラシマ》《ブラキオ龍樹》《地封龍 ギャイア》を規制カードに
《神羅ヘルゲート・ムーン》を2色以上で規制から規制カードに
《単騎連射 マグナム》を3色以上で規制から規制カードに
《音精 ジュリドゥ》を2色以上で規制に
《終末の監視者 ジ・ウォッチ》を3色以上で規制から2色以上で規制に
《爆龍皇 ダイナボルト》《天空の精霊インパクトリガー》《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を3色以上で規制に
《BAKUOOON・ミッツァイル》を規制カードから3色以上で規制に
《エンペラー・キリコ》を2色以上で規制から3色以上で規制に
《大樹王 ギガンディダノス》《呪紋のカルマ インカ》を4色以上で規制に
《爆龍皇 ダイナボルト》《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》《眼鏡妖精コモリ》《不死妖精ベラドアネ》《ライマー・ドルイド》《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》《キング・シビレアシダケ》を統率者規制に
《光神龍スペル・デル・フィン》《魔天降臨》《ラトリエ・ロブション》《無敵王剣ギガハート/最強熱血オウギンガ》《闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT》《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》《セブンス・タワー》《生魂転霊》《霊騎キヨマサ・コムソー》《キング・シビレアシダケ》《だいこんぐ》《ガンマスター・超天・マキシマム》を規制カードから無制限に
《覚星龍界 剣聖ジゲン》《爆連撃 マッケンナ》《偽りの名 ハングリー・エレガンス》を2色以上で規制から無制限に
《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》《五連の精霊オファニス》《黒幕》《「必勝」の頂 カイザー刃鬼》を3色以上で規制から無制限に
《超神類 イズモ》《蒼き団長 ドギラゴン剣》《宿命のドギラゴン銀刃》《マーシャル・クイーン》《大菜王ビッグ・ナスディーン》を4色以上で規制から無制限に
《卵殻塊 ジュラピル/生誕神秘 ル=ピラッジュ/成長類石塊目 ジュランクルーガ》&《モーコリ娘選抜総選挙!/イチオシ! ハラグロフェスティバル!》のコンビ規制を解除
DMEDHのルールはこちら
■基本理念(mtg-commanderより引用)
統率者戦は社交的な関係を目指してデザインされたものです。
このルールは、社会的常識、いわゆる紳士協定の上に成り立っています。プレイヤーによる非紳士的行為(過激な行動をとったり、ただの“むかつく”輩に成り下がったりすること)は、一切許容されません。より良き統率者戦コミュニティのためには、非社交的人物とはプレイしないことが最も手っ取り早い方法です。
しかし、プレイヤーによって、フェアプレイ、あるいは楽しいゲームという物には様々な意見があります。ここでの推奨禁止リストは、プレイヤーがより良き社交的経験を得るためのガイドとして、調整を続けているものです。ローカルルールや“フェアプレイ”規定は、それが地元を盛り上げるためなら常に推奨されています。
メルキスです。
21/xx/xxのルール変更の解説となります。
目次
■統率者の召喚時のルール変更
■統率ドローの変更
■ゴッド統率者の変更
■相手を対象にする効果の振り分け裁定変更
■相手の情報を参照Sる効果の裁定整理
■攻撃誘導効果の裁定変更
■ガイドラインによる規制カードの考え方
■最後に
■統率者の召喚時のルール変更
統率領域にある統率者は、自分のメインステップ中であればコストを支払うことでバトルゾーンに召喚できます。
↓
超統率ゾーンにある統率者は、自分のターン中、マナコストまたは自身の能力で手札にあるかのようにバトルゾーンに出すことができます。
《U・S・A・BRELLA》のような、手札以外のゾーンを参照する効果のカードが増えたことにより、統率者を超統率ゾーン(統率領域から名称変更)から召喚する時に意図しない挙動をすることが増えたため、是正を行いました。
超統率ゾーンは統率者をバトルゾーンに出す時のみ手札のように振舞い、手札から出た時の効果が誘発するようになります。
他の案として、MTGにおいて統率者を公式ルールに落とし込んだような効果である相棒ルール(エラッタ後)のように、「メインステップにコストを支払うことで超統率ゾーンから手札に移動させることができる」とする案もありましたが、超次元に合わせてある現行の使用感から大きく変えたくないのと、手札枚数としてカウントすると《ビーチボーイズ》のような意図しない挙動をするようなカードがあるためこのような変更となりました。
手札扱いする変更に伴い、手札から踏み倒す能力を自身の効果に限り使用できるように変更しました。
これにより侵略、キリフダッシュ、ムゲンクライムなどの自身を手札から踏み倒せる能力で超統率ゾーンから統率クリーチャーを出せるようになりました。
但し革命チェンジは「入れ替える」という動作がバトルゾーンと手札として扱われている超統率ゾーンの入れ替えになり、統率者以外は超統率ゾーンに移動することはできないことから入れ替えが成立しないため、超統率ゾーンから革命チェンジを行うことはできません。
自身を踏み倒さないドロン・ゴーや《ヘブンズ・ゲート》などの踏み倒しカードも対象外です。
統率者の選択肢が大幅に増えるため、今回の変更で最も大きな部分ではないでしょうか。
個人的にも使えるカードやデッキの幅が広がるので面白そうだと思っています。
この方法で召喚する場合、この方法でこれまでに統率者を召喚した回数1回につきコストが2多くなります。G・ゼロ等のコストを支払わずに召喚する効果を使う場合、召喚した回数にかかわらずにコストを支払わずに召喚できます
↓
ゲーム中この方法で出した回数だけ、マナゾーンのカードを2枚タップしなければなりません。
これに伴い、統率者税のルールを追加のマナコストという扱いからコスト軽減ができないO・ドライブ方式のマナタップに変更しました。
侵略やG・ゼロなどのコスト踏み倒しは、従来のルールだと統率者税ごと踏み倒してしまい、統率者の繰り返し使用によるゲーム展開の硬直を低減するという統率者税の目的を果たせなくなっているためです。
■統率ドローの変更
統率者が相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかったとき、カードを1枚引くことができます。
↓
統率者の攻撃の終わりに、ターンに一度、その攻撃中にブレイクしたシールド1つにつき自分の山札の上から1枚を見て、その中の1枚を手札に加えて残りを好きな順序で山札の一番下に置くことができます。
統率ドローが1ドローから、ブレイク枚数に応じてデッキトップを見て、その中から1枚を手札に加える方式に変更しました。
この変更の背景には「マジボンバーと統率ドローの意図しない相性」及び「小型-大型統率者の格差の是正」の2つがあります。
マジボンバーを持つクリーチャーを統率者にした時、統率ドローでマジボンバーで見たデッキトップを掘ることでマナアンタップクリーチャーと組み合わせて延々と展開しながら攻撃できるため、早期に大量の打点を生成する統率者が複数存在していました。
この対応のため、統率ドローにターン1回の制限が必要となりました。
ただしこれにより、統率ドローを目的とした小型統率者が大型統率者の選択肢を奪いがちであるという、従来より存在していた格差が大きくなりました。
このため統率ドロー自体の見直しを行い、統率ドローに代わる統率者の恩恵の検討を行いました。
ゲーム中の統率者に求められるメリットを「ゲームの進行を促進できる」と「大型がやや有利になる」という要件で条件と効果に分けて検討したところ「ブレイクした枚数ぶん」「デッキトップを見て1枚手札に加える」に変更することになりました。
相手を攻撃して手札を増やすという点は従来と変わりませんが、複数ブレイクできる大型統率者は1回の攻撃によって手札の質を高めやすくなっています。
小型統率者が弱体化したわけではないので、量の小型と質の大型という感じに棲み分けることができます。
また、このルールは少し特殊な裁定として、攻撃した統率者がS・トリガーで除去されてもブレイクしていれば手札に加えることができます。
これはブレイク・ボーナスや《超音速 ターボ3》などの裁定と異なるものです。
ブレイク・ボーナスなどはブレイクしたクリーチャーが発生源になって誘発している効果なので、トリガーで除去されると発生源が消えて攻撃後に誘発しないのですが、この変更後統率ドローは効果の発生源を持ちません(敢えて言うならルールが誘発させている)。
これは統率者が《あたりポンの助》などで効果を失っても統率ドローが行えるという従来の裁定にも適うものであり、処理のモデルはとしてMTGのコンスピラシーの統治者(統率者のことではない)を参考にしています。
■ゴッド統率者の変更
現行のルールではゴッド統率者はリンク状態を1枚のカードとして扱いますが、1体ずつ独立で機能して、別々に召喚できるようにルールを変更します。
MTGの統率者戦に「共闘」を持つクリーチャー同士を2体まで統率者に指定できる共闘統率者ルールが登場していますが、今回変更したゴッド統率者はこのルールに近いものとなっています。
デッキは統率者と合わせて60枚のため、6神を統率者にするとデッキ枚数は54枚になります。
また、統率者を超統率ゾーンから出した回数は1体ずつ個別に数えます。
統率ドローのターン制限は全ての統率者から1回なので、2体神をバラバラに攻撃して2回統率ドローというのはできません。
■相手を対象にする効果の振り分け裁定変更
《ガンヴィート・ブラスター》のように■で区切られている効果、《ボルメテウス・ホワイト・フレア》のように▶で区切られている効果、ナイト・マジックやバズレンダのようなキーワード能力で複数誘発する効果などは別々の相手プレイヤーに振り分けることができるようになります。
従来の裁定の考え方は誘発能力や呪文能力は効果の処理前に相手プレイヤーを対象にしていました。
しかしこれは《デモンズ・ライト》はドローする前にパワーマイナスの効果をどの相手プレイヤーに向けるのか宣言するというのが正しい処理になりますが、直感的ではなくて形骸化した処理でした。
これを唱えた後に相手プレイヤーを選ぶという挙動に是正したことにより、《神滅恐皇グールギヌス》のような独立して誘発する効果や、《ZEROハンド》のように誘発条件と効果が分かれているものが別々の相手プレイヤーに振り分けることができたのを、誘発能力と呪文能力全般に横展開することができるようになりました。
また、モードを持つカードの処理の順番の裁定及び「その後」能力の効果処理に関する裁定変更により、カードの効果の区切りがどこにあるのか、というのを改めて検討したところ、区切り記号によって区切られていると考えるのが適切であると判断しました。
記号に加えて「その後」というテキスト表記で区切ることも検討しましたが、個別裁定が多く必要になってルールがわかりにくく断念しました。
また、《腐敗電脳アクアポインター》と《電脳勇騎マグナス》のように「~し、~」と「~する。その後、」で意味が同じにも関わらず処理が変わってしまうことになり、これは法則性もない表記揺れなので、この書き方の違いでカードの挙動を分けるべきではないと判断しました。
■や▶は区切り記号というわかりやすい目印があるのでこちらが適切であると考えています。
■相手の情報を参照する効果の裁定整理
ラビリンスや鬼タイムの、特に常在型能力の処理の質問が多く、整理もされていなかったため裁定をまとめました。
常在型能力は相手全員を参照しますが、比較する時に相手の情報(シールドなど)は合算せず、それぞれ個別に比較して判定します。
変更したものは自己強化系の常在型能力は達成しているプレイヤーの数だけ効果が重複して強化される、というものです。
これは《正義の煌き オーリリア》のような妨害型の常在型能力が条件達成した相手のみ効果を及ぼす、という従来の裁定に考え方を合わせたものです。
参照と効果の矢印がそれぞれ相手一人ずつに対して伸びている関係をイメージするとわかりやすいかと思います。
これによって《龍装者”OGU”ヴァル》が4人対戦だと最大でパワー16000のWブレイカーのSAになります。
同じ条件の《レベリオン・クワキリ》なら最低でも25000だったりしますが…
■攻撃誘導効果の裁定変更
従来は《ドンジャングルS7》のように攻撃を吸い込む効果のクリーチャーがいると他のプレイヤーには攻撃できない裁定です。
これは当時「相手の攻撃クリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する」という表記で、攻撃対象の宣言時にかかる効果なのか、ブロックなどの攻撃時にかかる能力なのかはっきりとしていませんでした。
結果《超神龍アバス・ノナリス》のような強制吸い込みと統一された裁定となっていました。
しかし、新DMからブロッカーの表記が変更されたうえ、吸い込みの表記も「相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリ―チャーを攻撃する」という表記に統一されました。
この表記はブロッカーやメタリカの攻撃誘導のように、攻撃宣言より後のタイミングに掛かる効果です。
そのため吸い込むクリーチャーがいないプレイヤーに攻撃宣言を行える方が自然なので、ドンジャングルがいても、他のプレイヤーに攻撃できるように裁定を変更しました。
■ガイドラインによる規制カードの考え方
昨年10月にレベルガイドラインを先行公開しました。
これはDMEDHの基本理念をより具体化したもので、デッキ・プレイのレベルを合わせることでゲームの参加者全員が楽しく遊ぶことを目指すものです。
今回の規制リストの変更ではガイドラインが適切に運用されることを期待して規制を緩めたり、従来なら規制されていたものが見送られたりしているカードが幾つかあります。
そのため今後の規制の強弱はガイドラインの活用度合い次第になります。全てのカードへの個別のコメントはしませんが、《魔天降臨》については使われ方を見ていきたいと考えています。
ガイドラインが適切に活用されていれば規制リストの増加の抑制することができ、新規プレイヤーがゲームに参集するための敷居を下げることができるので、活用されることを期待しています。
■最後に
休止期間の間にこれまでやりたくても規制カードの対応が優先されて手が回っていなかった、統率者周りのコアなルールや多人数戦の裁定といった検討に時間が必要となるものの見直しを行い、それを反映しました。
DMEDHが今まで以上に楽しめるゲームになるような変更だと思っています。
チェックは行いましたが、もし今回の変更で不具合が出てきたら修正を検討します。
以上、よろしくお願いいたします。