全国デュエパ旅レポートマップ

1.【旅行記】白砂の郷、鳥取へ

今回行ってきたのは中国・山陰の鳥取県です。
前回に引き続き車で向かいました。前回の山梨が名古屋の東で、今回は西ですね。
往復約700Kmの道なりとなります。

まずはファンイベントの前の旅行記として、立ち寄ったスポットについて紹介させていただきます!
五湖テラス
日本海側を進み、道中で福井県の名勝に行きました。
若狭湾と三方五湖の5つの湖を望める展望テラスです。

360°楽しめる、素晴らしい眺望でした。
テラスにはごろ寝もできるクッションがあり、景色を眺めながら休むこともできます。

ちょうどお昼時で心地の良い暖かさで、ずっとお昼寝してたいくらいの居心地の良さでした。
今回の旅行で一番おすすめのスポットだと思います。
天橋立

更に日本海沿いに西に進んで、京都府の天橋立を訪れました。
かの日本三景の一つで、自然にできたとは信じられないくらい特徴的な景色が広がっています。

リフトで登った展望台と、松並木に直接を足を運んで満喫しました。
時間がなかったので南側から見た景色しか見れなかったのですが、反対の北側からもいつか見てみたいですね。
豊岡温泉 御所の湯

更に西へ鳥取を目指す道中で、兵庫県北部の温泉地である豊岡へ。

京都御所をイメージしたという立派な温泉で、雰囲気たっぷり。
気持ちよく入れました。
屋台のらーめん
豊岡温泉を辿り着いた時には既に日が落ちていました。
この日は昼食も食べておらず、行こうと思っていたお店も閉まっていて夕食が迷子状態になっていました。
温泉から出てどうしようかと思いながら駐車場へ歩いていたらチャルメラの音色が。

というわけで屋台の中華そばを1杯。
お世辞にも豪華な夕食とは言えませんでしたが、空腹と雑旅行特有の空気感が合わさりかなり美味しくいただけました。
日本中旅行して美味しいものは割と食べてきましたが、この時はこの屋台のラーメンが一番美味かったです。
鳥取砂丘
豊岡で一泊した翌日、いよいよ鳥取に辿り着きました。
小雨が降る中、鳥取といえば!という名所にやってきました。

実は鳥取砂丘には1度来たことがあり、その時は人が全然いない西端ではしゃいでいたら疲れて砂に脚が取られて身動きが取れなくなり、遭難しかかったという大変アホな思い出が。
アリ地獄のアリの気分を味わうのは既にやったので、今回は中央部から入り、「馬の背」を登りました。

やはりいい景色です。名所は何度来ても名所ですね!
2.【イベントレポート】DM交流会【デュエパ】

事前の参加表明では2人ほどしか登録がなかったので、もしかしたら観光だけして終わりになるかも…と思っていましたが、実際は2テーブル成立するだけの参加者が。嬉しい。
「参加表明しなくても出れるので、あまり使われない」とのこと。
1ゲーム目

5色コントロール
マカロニさん
ネゴシエート改造
白米さん
白黒赤ドラゴン
I.Kさん
青赤タイダル&バーン
メルキス(筆者)
プレイレベル:2
レベル2で標準的に使うようなデッキを選択。
《タイダル&バーン》を《テキサス・ストーム》でジャストダイバーを延長しながらシールド削っていったものの、《爆竜兵ドラグストライク》の自壊用に出てきた《学校男》に除去され、出てきた《ボルシャック・クライシス・NEX》に逆襲されました。

シールド0枚の状態で1ターン待ってもらえたので、シールド回復手段があれば戦術の幅が広がってたかも、と思い返しています。
《マインド・サーチ》で相手のトリガーを確認して、《タイダル・&バーン》で相手ターン中にトリガーを使わせれれたのが面白かったです。
また、印象的なシーンとして《ロマティックダム・アルキング》が《邪闘 シス》にパワー0にされて踏み倒し効果を無力化されていました。
2ゲーム目

白赤ダイナボルト
マカロニさん
ドラドラドラゴン改造
ラーさんさん
白黒緑ビッグマナ
アメさん
白青ハイドロ・ダイヤモンド
メルキス(筆者)
プレイレベル:2
5ターン以内にプレイヤーを落とせる《ダイナボルト》がいて、事前の確認でプレイレベルは2にするということで、此方もレベル3で使用するデッキに大量マナ破壊を不使用にする形で対応しました。
ダイナボルトが初動事故で動けない間にラーさんさんの連ドラが《ガルチェンソ・ドラゴン》で盤面に圧を掛けながら展開。
此方はパートナーの《ロードリエス》が出せずに困っていましたが、《アルケミスト・ヒルズ》を引けていたためブロッカーを展開。

《イマムーグ》で守りながら《ダイヤモンド・ソード》で大量の打点を作って殴ったものの、《高貴なる魂炎》で軽量ブロッカーを一掃されて打点不足に。
それがそのまま負けに繋がりました。
滅多に防御力に寄与しない軽量火力が致命的になったので《裁キノ聖堂 レ・リョーカク》を貼っておけばよかったです。
3ゲーム目

白黒赤ドラゴン
I.Kさん
白青赤アクターシャ
でらしあんさん
白黒緑ビッグマナ
アメさん
白青黒メカ・シノビ
メルキス(筆者)
プレイレベル:2
もしかしたらややミスマッチ気味だったかもです。
《ザトー・オブ・ウラギリガクレ》を貼り、ニンジャ・ストライクで茶々を入れながらシノビを溜めていたら、アメさんの《悪魔神ドルバロム》を被弾。
マナが1枚になってしまいました。

しかし場に残っていた《ウィリデ・ゴルギー二》と、《光牙忍ライデン》のニンジャ・ストライク1で耐えて《ザトー・オブ・ウラギリガクレ》のD・スイッチを起動し、場とシールドを一掃できました。
完全に負けたと思っていましたが、思わぬ勝ちを拾うことに。
3.【主催インタビュー】ICLUCIANさん

イベント後にファンイベントの主催者である、ICLUCIAN(イクルシアン、以下IC)さんや、鳥取の地元のプレイヤーのラーさんさんやでらしあんさんにイベントや鳥取のデュエマ事情についてお話を聞かせてもらえました。

ICLUCIANさんはCSと、discordのリモート大会もやっているイベント「DM紫紺杯」の主催や、デネブログCSの運営などもされています。
先日行われた第11期認定ジャッジ試験も合格され、晴れて認定ジャッジにもなったとのこと(おめでとうございます。)
――よろしくお願いします。早速ですが、デュエパーティーへの印象はいかがでしょうか。
IC「デュエパはイベントの雰囲気が緩くて好きです。貸し出しデッキも用意するくらいです。」
――確かに、エキサイティング・デュエパ・デッキの改造などの貸し出しデッキの方とも対戦しました。他には何があるのでしょうか?

■サファイア・ペンダット(ネゴシエート改造)
■グッチョッパ(墓地ソース)
■アカシック・ゼノン(ツインパクト)
■サイクロペディア(水単リキピ)
■聖域の守護神・アテナ -NON-(トリガーコントロール)
■ガヨウ神(無色単GS)
ちょっと強めのものとして
■ムサシ「弐天」(火光チェンジアグロ)
■ゲイルヴェスパー(自然単ワンショット)
■キリュー・ジルヴェス(メタビート)
など
IC「こんな感じです。手持ちのデッキと入れ替える形で貸し出しデッキを用意しています。」
ーーたくさんありますね!因みに、プレイレベルの想定はいくつでしょうか?
IC「概ねレベル2を想定しています。貸し出しデッキ同士で対戦したら拮抗するくらいの強度にしています。」
ーーでは、遊ばれるときのプレイレベルも?
IC「地元や、リモートサーバーではプレイレベル2で遊ぶことが多いです。
プレイヤー層として、他のTCGとデュエマを兼業しているような方が多いので、そういった方がカジュアルに遊ばれています。
最近ではにじさんじコラボパックからデュエマもやってみよう、という方も増えてきました。」
ーー確かに、ベイブレードの交流会を主催されている方もいたりしたので、色んな方がいらっしゃる印象でした。
そのあたりの地元の事情も伺いたいです。
鳥取のデュエマ事情
IC「鳥取は東部、中部、西部にエリアが分かれていて、ここ『えうれか』は中部に該当します。
東部は昔と比べてカードショップが減ってしまって、ファンイベントが行われているのは西部や中部で、西部が最もショップもプレイヤーも多く発展しています」

3つの地区に分かれていることが確認できる。
西部には他にも愛ぼう、ポルカ、トレカ99などのショップがあるとのこと。
ーーなるほど。鳥取砂丘は東部ですかね。
IC「アクセスの良いところにカードショップが少ないのが辛いです。
イベントもショップによっては月に1度くらいしかないので、岡山まで車で遠征することもあります。X(Twitter)で仲間内で呼びかけてようやく遊べるのですが、そんなことをしなくても自然に集まれるくらいの人と場所があれば…と思います。」
ーー大変そうです。
「なので、ファンイベントのプロモ配布ラインの20人はかなり厳しいと思います。
もう少し配布ラインを緩和するか、他のTCGのように最低でも1枚は配れればなあと思います。」
リモート大会について

ーー苦労されながらデュエマをやられていますが、リモートのイベントをされているのも、そういった地域の事情もあってのことなんでしょうか
IC「地域でデュエマの集まりが悪い、というのも無くはないですが、一番のきっかけはコロナ禍でそもそもプレイヤーが集まれないことでした。」
ーーそうだったんですね。ではつまり、リモートの大会は面直のイベントの代替になることはできないのでしょうか?
IC「完全な代わりにはならないです。
ですが、リモートには地域を超えた遊びが提供できるといった、リモートならではの強みがあります。
例えば、ゲストを呼ぼうと思った時に、そのゲストがどこにいても参加できますし、Vtuberさんだっとしても集合できます。
これはオンラインならではの光景ですし、リモートの大きな強みだと思います。」
イベントに呼び込むための「秘策」
ーーリモートも代わりにならないということは、厳しい状況は変わらないのでしょうか?
IC「オフライン・オンライン両方ともイベントを主催させていただいていますが、参加者が増えるのに効果があったのは、イベント限定のプレイマットを作ることでした。

ーーあ、これTwitterで見たことある!かっこいいですね!
IC「紫紺杯はショースケ先生の描き下ろしイラストのプレイマットやスリーブを賞品としてご用意させていただいているんですが、これが結構反響があって、参加してくださる方が増えました。」
ーーいいいですね!私も何か作ってみようかなと思いました。
4.【まとめ】
ICLUCIANさんらのインタビューからは、多くの苦心の跡が見て取れます。
まず、「デュエマプレイヤーに他TCGとの兼業が多い」というのは、それだけTCGプレイヤーのパイを奪い合っている状態、つまり「そもそもの地域の人口が少ない」という現実が見て取れます。
そんな中で行われている努力として、
- オフラインの大会(CS・ファンイベント)を開く
- discordでリモートのイベントを開く
- イベントのためにオリジナルのサプライを製作する
- 貸し出しデッキを作る
- Twitterで遊び相手を呼び掛ける
といったことが行われていました。

前回の旅行記では、発信したり、他人を誘ったり、巻き込んでイベントを開いたりできるような献身的なプレイヤーの存在が、盛り上がりに大きく貢献するということを書きました。
今回のインタビューからも、その努力が伺い知れました。
私自身としてもこの企画を始めるまでは知ることがなかったので、来てよかったと思います。

練習しなくては…
最後に

遊んでくださった地域のプレイヤーの皆様、レポートの制作に協力してくださった方々、ありがとうございました。
次回はゴールデンウィーク中に訪れた南の島をレポートします!お楽しみに!
おまけ(帰路)

なんか雪降ってるんですけどー!
帰り道は鳥取から岡山に南下するルートを使ったんですが、中国山地の山間部は西日本有数の豪雪地帯で、もう4月にもなろうという時期なのに気温はマイナス2度で、雪になっていました。寒い…
私が住んでいる名古屋は年に2回ほどしか雪が降らないのですが、スタッドレスタイヤを夏タイヤに戻すタイミングが早かったら事故ってたと思います。助かった…