デュエパーティーの「初動構築の種類のまとめ」を紹介している記事です。デッキを構築する際にお役立てください。
序盤の流れを考えよう
プレイレベル2以上で遊ぶデッキを組む時は、コンセプトやパートナーによって序盤のターンにどう動くか考えるのがお勧めです。
例えば、5コストのパートナーを出すために3ターン目にマナブーストして4ターン目に5マナにすることを狙ったり、自然が入らないデッキならチャージャーや《グローリー・スノー》を活用したりと、デッキによってさまざまです。

これらの初動構築はある程度テンプレートのようにパターン化されており、自分のデッキにあった初動パターンを取り入れることで、デッキの動きの再現性が高まり、安定した動きを可能とします。
本記事ではその代表的なものをご紹介します。
パートナーのコストや、自然文明の有無などで採用できるものが変わりますので、ご自身のデッキに合いそうなものを参考にされれば幸いです。


3コスト初動系

《青銅の鎧》のような、3コストのマナ加速を基盤にした初動構築のパターンです。
2コストのマナブーストを中心とした構築よりも平均的なカードパワーが高く、中盤以降でもブーストが腐りにくいのが特長です。
このため、多くのデッキで採用できる基本的な構築となります。
2ターン目の行動が空いているので、メタシステムを置いておくことで相手の早期踏み倒しを対策したりと、2コストのカードを使うことも検討できます。

3→5構築

3ターン目に3コストのマナブーストやチャージャー、コスト軽減などから、4ターン目に5コストのパートナーに繋ぐ初動構築体制です。
5コストはパートナーの最小コストで、最もシンプルな組み方と言えます。
どの文明のデッキでも組むことができます。
3コストの初動カードが8~14枚程度採用されます。
2ターン目の行動が空いているので、2コストのカードを使えます。
3→5→7構築

3ターン目に3コストブーストを使い、更に4ターン目にもチャージャー等で加速して、5ターン目に7コストのパートナーに繋ぐ構築です。
主に自然が入らないデッキで検討されます。
チャージャー等を20枚近く採用することになるので、2文明以上のデッキが現実的です。
手札消費を考慮する必要がありますが、こちらも2ターン目に2コストのカードを使う余地があります。
3→5→8構築

3ターン目に3コストブーストを使い、4ターン目に5マナ2ブーストで更に加速して5ターン目に8コストのパートナーに繋ぐ構築です。
自然入りのデッキで組むことができます。
3コストブーストが8~14枚、5コスト2ブーストが6~8枚程度採用されます。
大型のパートナーを安定して運用できるのが特長です。
後述のキングアシダケ構築と併用されることもあります。
3→5→ギフト構築

3ターン目に3コストブーストを使い、4ターン目に5マナ2ブーストで8マナとし、《フェアリー・ギフト》等の瞬間コスト軽減を使って5ターン目に10コストのパートナーに繋ぐ体制です。
自然入りかつ、対応するコスト軽減を十分に採用できるデッキでのみ組むことができます。
2コスト初動系

《フェアリー・ライフ》のような、2コストのマナブーストを基盤にした初動構築です。
3コストブーストを採用するよりもより1ターン早く動くことができるのが強みです。
中盤以降の安定性よりも、序盤の速度を重視した構築と言えます。
2ターン目にブーストするので、メタシステムなどを使いたい場合は1ターン目に使うしかないのが、3コスト初動構築系との違いです。
2→4→6構築

2ターン目に2コストのマナブーストを使い、3ターン目にもブーストして、4ターン目に6コストのパートナーに繋ぐ初動構築体制です。
自然入りのデッキで組むことができます。
2→4→6→10構築

2ターン目と3ターン目にブーストして、4ターン目に6コスト3ブーストを使い、5ターン目に10コストのパートナーに繋ぐ構築です。
出せればゲームを動かせるような、強力なパートナーの早期召喚を狙うデッキで組まれます。
2→4構築

2ターン目にブーストやコスト軽減持ちクリーチャーを出して、3ターン目に4コストの統率者やパートナーに繋ぐ構築です。
DMEDHの4コスト統率者や、自身の能力で4コストに軽減できるパートナーで採用できます。
《キング・シビレアシダケ》系

《キング・シビレアシダケ》などの、手札を好きな数マナに置けるマナブーストを使ってジャンプアップする構築です。
手札消費と引き換えに、大量のマナに早期にアクセスできるのが大きな強みです。
また、デュエパーティーは初期手札6枚で、DMEDHでは複数の零龍がいることもあり、通常のデュエマよりブースト量が強化されています。
キングアシダケ構築(3→9構築)

3ターン目に《キング・シビレアシダケ》系のマナブーストを使ってジャンプアップし、4ターン目に9マナのパートナーに繋ぐ構築です。
実質的に自然と水が入るデッキでのみ組むことができます。
手札消費が激しいので、出た時に消費ぶんを回収できる手札補充持ちのパートナーと好相性です。
5ターン以内にゲームに勝利できる構築も組むことができ、そういったデッキはプレイレベル3向けとなりやすいため、想定しているプレイレベルによって採用を検討することをお勧めします。
アシダケヨビニオン構築(4→9構築)

キングアシダケ構築の派生パターンです。
4コストのヨビニオン持ちを入れることで《キング・シビレアシダケ》を安定して出すことを狙った、4ターン目に9コストのパートナーに繋ぐ構築です。
2コストマナブーストを併用することもできます。
自然入りかつ、ヨビニオン持ちを複数入れられる3色以上のデッキで組むことができます。
《キング・シビレアシダケ》以外の3コストクリーチャーを一切入れることができないので、メタクリで相手の動きを妨害するといったことができません。
《ロジック・キューブ》系

《ロジック・キューブ》のような呪文サーチから動く構築です。
主に自然が入らないデッキで採用されます。
呪文サーチを多く採用するので、マナブーストに限らずドローカードやピンポイントな状況で活躍する対策カードなどにもアクセスしやすい、銀の弾丸戦術を組み込むことができます。

ロジック・スノー構築(3→4→7構築)

3ターン目に《ロジック・キューブ》系の呪文サーチを使い、4ターン目にサーチした《グローリー・スノー》系の2ブースト呪文を唱え、5ターン目に7マナに繋ぐ構築です。
自然が入らず、光が入るデッキの多くで採用されている構築です。
2ターン目が空いており、自然入りと比べてゆっくりな動きなので、2コストの妨害カードと一緒に採用されやすいです。
ロジック・メモリー構築(3→4→5構築)

3ターン目に《ロジック・キューブ》系の呪文サーチを使い、4ターン目にサーチした《クリスタル・メモリー》を唱え、5ターン目にコンセプトカードに繋ぐ構築です。
光と水入りのデッキに限られます。
クロスギアなどの、サーチしにくいコンセプトカードを絶対に持ってきたい特化型の構築で採用される組み方です。
ハイパーエナジー系

小型クリーチャーを序盤から展開して、ハイパーエナジー持ちのパートナーの早期召喚を狙う構築です。
軽量クリーチャーを大量に採用する必要がありますが、自然文明を使わなくても大型のパートナーを素早く送り込むことができます。
1→2→ハイパーエナジー7 構築

1ターン目に1コストのクリーチャーを出し、2ターン目に2コストのクリーチャーを出して、ハイパーエナジーで3ターン目に7コストのパートナーに繋ぐ構築です。
1→2→ハイパーエナジー8 構築

1ターン目に1コストのクリーチャーを出し、2ターン目に2コストのコスト軽減またはマナブーストクリーチャーを出して、ハイパーエナジーで3ターン目に8コストのパートナーに繋ぐ構築です。
非常に速度に特化した構築となります。
2コストのコスト軽減能力持ちの種類も増えたため、2色あれば自然文明がなくても構築できます。
2→3→ハイパーエナジー8 構築

2ターン目に2コストのクリーチャーを出し、3ターン目に3コストのクリーチャーを出して、ハイパーエナジーで4ターン目に8コストのパートナーに繋ぐ構築です。
1コストのクリーチャーを採用しないぶん、デッキ全体のカードパワーを落としにくいのが長所です。
1→2→3→ハイパーエナジー10 構築

1ターン目に1コストのクリーチャーを出し、2ターン目に2コスト、3ターン目に3コストのクリーチャーと連続で出して、ハイパーエナジーで4ターン目に10コストのパートナーに繋ぐ構築です。
手札消費も多く、小型クリーチャーの採用バランスもシビアですが、強力なパートナーによる見返りも大きいです。