エキサイティング・デュエパ・デッキの改造レシピや、おすすめカードの解説となります。
今回はドラドラドラゴン龍幻郷です。
■はじめに
ドラドラドラゴン龍幻郷は、大型のドラゴンをマナブーストとコスト踏み倒しでサポートする、連ドラのデュエパーティーデッキです。
エキサイティング・デュエパデッキの中で唯一の2色デッキで、戦術もわかりやすいので、初心者が手に取るのにお勧めの素晴らしいセットです。
今回がそんな赤緑連ドラの改造案となります。
■改造の方針
基盤の特徴である大型ドラゴンと、それをサポートするマナブーストと踏み倒しを強化する方向性となります。
記事中では高いカードや、手に入れられにくいカードも改造カードに入れていますが、持っていないものを無理に入れる必要はありません。
無改造の状態でも十分遊べるので、できる範囲でやってみましょう。
■パートナーについて
無改造であるならボルシャックドラゴ大王がお勧めですが、本記事の改造例のレシピは、全てパートナーはガルチェンソ・ドラゴンとしています。
コスト5で出た時に3ブーストして1枚ドラゴンをマナ回収し、ブレイク時に相手全員にブレイクできるガルチェンソは、最もわかりやすくパートナーにする恩恵が大きいです。
コスト5~7圏のマナブーストの役割を全て任せることができ、デッキスロットの圧縮に貢献します。
ボルシャック・ドラゴ大王やバルガリスク、ボルシャック・秘伝など、本デッキには他にもパートナーの候補となる多色クリーチャーが収録されており、勿論それらをパートナーにするのも面白いですが、マナブーストに枠を割いたりと、ガルチェンソとは異なったデッキの組み方が必要となるため、本記事では割愛させていただきます。
パートナーゾーンからニンジャ・ストライクできるバルガリスクなんかは面白そうなので、他の機会で紹介できたらなと思っています。
■プレイレベル2(カジュアル)向けの改造
勝利を目指しつつも相手の戦術を極度に指定しない、プレイレベル2向けの改造です。
公式的にプレイレベル2を想定した商品なので、汎用的な解説となります。
まずはサンプルです。
20枚入れ替えています。
相手の戦略を極度に否定しない範囲で、派手な大型ドラゴンやコスト踏み倒し、防御トリガーのの入れ替えなどを行いました。
■ドラゴン・クリーチャー
デッキコンセプトの根幹となる、大型のドラゴンです。
パートナーのガルチェンソ・ドラゴンから繋がるコスト8以下と、それ以上の大型ドラゴンで分けられることを意識して選定します。
《宿命のドギラゴン銀刃》
ドギラゴン・ガチャを3回も回せる革命チェンジです。
出撃が強力であること、何よりも栄光ルピアでもチェンジできる入れ替え条件の緩さが強みです。
競技イベントでは使えないカードだけあって、変種ルールでの人気が高い1枚です。
《激龍剛撃ドン・ドドフェル》
大量マナブースト&ドロードラゴン。DMEDHの規制カードでもあります。
《地龍仙ロマネアース / 仙なる大地》
ガルチェンソ・ドラゴンから綺麗に繋がるコスト8の大型マナブースト&踏み倒しドラゴンです。
呪文面を踏み倒し呪文として運用しても強いです。
《希望の絆 鬼修羅》
コスト8のサーチ&踏み倒しです。
離れた時にもガチンコ・ジャッジを行うので、全体除去に巻き込まれた後でもクリーチャーを送り込めるのが便利です。
《不敗のダイハード・リュウセイ》
シールド焼却システムです。
ボルシャック・ドラゴ大王などの複数踏み倒しで一緒に出てきて欲しい枠です。
《インフィニティ・ドラゴン》
ドラゴンに除去耐性を付与します。このデッキだと約8割の除去耐性です。
全体除去が飛び交う多人数戦ではクリーチャーは場持ちの良さが重視され、それを付与できるカードは評価が上がりやすいです。
《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》
除去とドラゴンの蘇生及び破壊された時のシールド化を行います。
デッキの文明の都合で墓地にアクセスする手段が乏しいので、そこを補うことができます。
《ボルシャック・ガラワルド》
バトルゾーンのクリーチャーの数だけ召喚コストを下げるドラゴンです。
多人数戦では全てのプレイヤーのクリーチャーの数を参照するため、簡単にコスト1で召喚できます。
SAを持ち、出た時とアタック時のバトルとドローで素晴らしいコストパフォーマンスを発揮します。
《龍爪者“SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》
クリーチャー面がコスト7以上のクリーチャーのS・トリガー化し、アタック・トリガーによって踏み倒しを行えます。
呪文面は2回攻撃の付与と、どちらも優秀です。
2回攻撃付与の効能は、打点と、アタック・トリガーの倍増です。
バルガライザーや紅に染まりし者「王牙」のようなアタック・トリガーでドラゴンを踏み倒せるチャンスを増やすことができます。
基本的にドラゴンを2体並べるよりも1体のドラゴンを2回攻撃できるようにする方がコスパが良いのでこの手のカードはお勧めです。
《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》
アタック・トリガーでコスト8以下のカード除去とプレイヤー1人の墓地リセットを行う大型ドラゴンです。
除去は除去しにくいフィールドやタマシードに対応し、墓地利用デッキへの対策にもなります。
《勝利のレジェンド ガイアール》
アタック・トリガーで9000以下の全体除去を行い、このクリーチャーに破壊された数だけドラゴンを踏み倒します。
多人数戦ではクリーチャーが多く並ぶため、大量の踏み倒しが狙える超強力な大型ドラゴンです。
状況によっては通ったら勝ちに直結するほどの展開力を誇ります。
《地龍神バラフィオル》
自然のファイブ・オリジン・ドラゴン。大地のエッセンス。
ドラゴンが相手プレイヤーに攻撃するたびに踏み倒しを行えるシステムで、SAのドラゴンを出し続けることで攻撃と踏み倒しが連鎖します。
ボルシャックライシス・NEXの2枚目のような切り札です。
■ドラゴンのお勧め
サンプルレシピでは採用していない、他のお勧めのカードです。
カード名のみの表記となります。
《龍の極限 ドギラゴールデン》
《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》
《登場!ハムカツマン》
《炎龍神ヴォルジャアク》
《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》
《勝利天帝 Gメビウス》
《超銀河竜GILL》
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
《メガ・カタストロフィ・ドラゴン》
《暴龍事変 ガイグレン》
《ジャックポット・バトライザー》
《龍星装者 “B-我”ライザ》
《我我我ガイアール・ブランド》
《ブランド〈NEXT.Star〉》
《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》
など
■ドラゴンサポート
種族にドラゴンを持たない、ドラゴンのサポートカードです。
《運命》
5枚ドローと、最大3体のドラゴンを踏み倒せる大型呪文です。
デッキに収録されている戦慄の頂ベートーベンで回収とアタック・チャンスによる踏み倒しが行えます。
■初動カード
コスト3以下のマナブーストやコスト軽減による初動カードです。
枚数は最低でも8~12枚程度がお勧めで、好みで増やしてみましょう。
ドラゴンを持っているものや、ツインパクトで他の役割を持たせられるものがお勧めです。
《R.S.F.K. / オールイン・チャージャー》
《八頭竜 ACE-Yamata / 神秘の宝剣》
《ボルシャック・ヒート・ドラゴン / ヒートブレス・チャージャー》
ツインパクトで初動マナブーストになるドラゴンです。
ドラゴンサポートを得られつつ、初動カードに数えられるので持っていれば入れ替えてみましょう。
《パロッタ・剣・ルピア》
ドラゴンの軽減と無限掌の付与、ターン最初の攻撃時に相手クリーチャーとのバトルを付与します。
実質的に2回攻撃を付与しており、若干心許ないですが初動カードとしても数えることができます。
■初動カードのお勧め
サンプルレシピでは採用していない、他のお勧めのカードです。
カード名のみの表記となります。
《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」 》
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
《マーチングドラム ミドリ / ハーメルン・ハーモニー》
《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー 》
《爆獣ダキテー・ドラグーン/勝負だ!チャージャー》
《ブラッサム・シャワー》
《ボイル・チャージャー》
《トラップの地版》
など
■防御カード
S・トリガー、G・ストライクなどのシールドに埋められる防御手段です。
枚数は最低でも12~16枚程度がお勧めで、好みで増やしてみましょう。
これもドラゴンを持っているものや、ツインパクトで他の役割を持たせられるものがお勧めです。
《大地門ライフ・ゲート》
マナ送りとマナからの踏み倒しを行える、自然文明の定番のS・トリガー呪文です。
6マナのと手札からも唱えやすく、トリガーを選定するのであれば真っ先に候補になります。
《蒼龍の大地》
マナからの踏み倒しと条件付きのバトル効果を持つトリガー呪文。
レジェンド ドギラゴンや天下五剣カイザーをバトルさせて敗北回避能力を使うこともできます。
《ジ・エンド・オブ・エックス》
封印呪文。
除去耐性を持っているクリーチャーに対策でき、対応能力が上がります。
《紅唱龍マグマイッピツ》
バトル能力持ちのS・トリガードラゴン。
この手のトリガーは他にも色々とありますが、ドロー能力を持っているのは珍しいです。
■防御カードのお勧め
サンプルレシピでは採用していない、他のお勧めのカードです。
カード名のみの表記となります。
《ハムカツ団の爆砕Go! 》
《熱血龍 メッタギルス》
《英雄奥義 バーニング銀河》
《ドギラゴン・チャンス》
《アカシック・A / 「アサルト!やっちまいな!」》
《アカシック・C / 「叩き潰すのよ、クラッシュ!」》
《満韻炎霊 キャノンボール / ♪夏草や イフリートによる 夢の跡》
《二刀流Re:トレーニング》
《グローバル・ナビゲーション》
《Dの爆撃 ランチャー・ゲバラベース》
など
■その他・未分類
その他のお勧めのカードです。
カード名のみの表記となります。
《闘争と成長の決断》
《炎舞闘士サピエント・アーク / 無限掌》
《無限掌》
《墓地の守護者メガギョロン》
など
■プレイレベル3(ガチ)向けの改造
相手の戦略を否定することも厭わず、勝利を追求するプレイレベル3向けの改造です。
30枚入れ替えています。
《とこしえの超人》
G・ストライク持ちの最軽量メタクリーチャー。
手札以外のゾーンはパートナーゾーンも含まれるので、パートナー中心のデッキを妨害できます。
レベル3はパートナーで早期にプレイヤーを落としにかかるデッキが多いので、それを対策できます。
《マンハッタンの心絵》
全体マナ送りと展開の妨害ができるタマシード。
全体除去で不利な盤面を解消しつつ、再展開も妨害し、さらにタマシードなので場持ちも良好と本当に強いことしか書かれていません。
防御の弱いドラゴンデッキはプレイヤーを狙われがちなので、防御手段として非常におすすめです。
《地封龍 ギャイア》
《龍世界 ドラゴ大王》
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》
ロックカード。
耐性付与や他のドラゴンと組み合わせて相手の動きを大きく封じます。
《超神龍バイラス・カースド》
トリガー封じと攻撃誘導を持つ大型ドラゴン。
詰めるのにも勿論、除去耐性が付与すれば鉄壁の守りにもなります。
《龍装者 ジスタジオ》
パワー12000以上のクリーチャーを離れなくする除去耐性付与。
ロックカードを守ります。
インフィニティ・ドラゴンと比べても耐性の穴が少なすぎるため、プレイレベル2向けでは不採用でした。
《超竜バジュラズテラ》
全体マナ破壊。
進化なので踏み倒し手段に難がありますが、出せれば圧倒的に有利になります。
《幻緑の双月/母なる星域》
バジュラズテラの踏み倒し手段。
バルガライゾウにも対応します。
《龍秘陣 古代龍万歳》
大量マナブースト。
アンタップインであることを高く評価しています。
他の動きを阻害せずにマナを増やせるので、このデッキではドルツヴァイ・アステリオ等よりもお勧めです。
■プレイレベル1(ファン)向けの改造
どのエキサイティング・デュエパ・デッキも初動マナブーストや防御トリガーなどの基本的な採用枠が十分確保されており、プレイレベル2向けのデッキとして完成度が高いです。
そのためデッキ構築でプレイレベル1向けにするのは結構大変で、実際に遊ぶ時に相手に合わせてあげるのがいいでしょう。
一応私なら、というサンプルを載せておきます。
10枚改造です。
とりあえず好きなドラゴンを入れてみました。
ドラゴンを使って勝つことよりも、勝利を意識すると採用しにくいような、普段使えていないものを入れてみました。
抜けたカードは、プレイヤーを早期に脱落させかねない大きな打点を持つものや、プレイレベル1では頼ることが少ない敗北回避などです。
《緑神龍ガミラタール》
相手が手札からクリーチャーを出せます。
不利な相手は助けたいというプレイレベル1の精神を体現するドラゴンです。
《緑神龍ダクマバルガロウ》
自分と相手のシールドの数だけパワーが上がります。
常在型能力なので全てのプレイヤーを参照するので、多人数戦だと凄まじいパワーになります。
パワーだけ上がっても大した意味はないですが、多人数戦ならではのカードでかっこいいので使いたかったのです。
どうでもいい話ですが、将来的に「バルガ」の名称サポートが登場したらその対象になりそうですね。
《超神龍ブラムグレール》
こちらは全てのマナゾーンのカード1枚につきパワーが上がります。
進化元がアース・ドラゴンと厳しいですが、このデッキならそれなりにいます。
■DMEDH向けの改造
レベル2向けをベースにDMEDH仕様に20枚入れ替えています。
レベル2向けに対して、大型マナブーストなどの規制されているカードが抜けた代わりに、プレミアム殿堂カードやドラグナーが採用されています。