【DMEDH】ルール変更の解説(19/3/3)

メルキスです。
19/3/3のルール変更の解説となります。

■超GRの対応
デッキとは別に超GR用として12枚の追加カードを使用することができます。ただし使用する場合は12枚ちょうどでなければなりません。
超GRに入れることができるカードは、統率者の固有色に関わらず、超GRに入れることができます。

枚数は公式と同じく12枚ちょうどで、DMEDHの構築ルールである同名カードの1枚制限(メタルポンの助などは除く)を適用しています。
統率者の文明による制限は今のとことありません。超次元と同じルールです。
超次元呪文に相当するカードが出すGRの文明を縛らないため統率者による色縛りは必要かもしれませんが、現状はルールのわかりやすさを優先しています。

■超次元統率者の廃止
これについては複数の理由からなります。

・ルールの複雑さと使用率の低さ
超次元統率者は使用率が低く、一部の特定のカードしか使われず、それは一度ルール変更によって多くのカードを強化したものの改善されませんでした。
また、その割にはルールが複雑で難解であり、管理コストが非常に高いものでした。
(水文明の大型カードが出るたびにQEDを考慮しなくてはならない、など)

・多色ツインパクトの登場
理由としてはこれが一番大きいです。《天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖》のような、クリーチャーと呪文で文明の異なるツインパクトの登場です。
バラギアラの時点では使用率がほぼ皆無で下記に示すルール上の問題も放置しても問題がありませんでしたが、次弾では《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》のような実用的な統率者が多く登場するので、解決に迫られました。

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多色ツインパクトのクリーチャーでない部分が持つ文明を統率者の文明として見なさない場合(ウォズレックだと水単色)、統率者はデッキに含まれ、デッキとして含まれるカードはカード単位での文明をチェックするので、水単色の統率者デッキに水・闇の多色が入るという自己矛盾を起こします。
そのため、多色ツインパクト統率者は多色として見なす必要があります。

しかしここでクリーチャー以外の文明を統率者の文明としてチェックすると、超次元統率者がセルの文明を含むことになります。
文明限定戦の際、セルは文明のみを持つことが公式ルールで定められており、これを正とすると《勝利のプリンプリン》などが5色になってしまいます。
このことは使用率が低いことへの解決には成りえますが、逆にあまりに支配的になり、我々の望むべきあり方ではありません。
これらは例外的なルール追加での解決も目指せましたが、先述の複雑さと使用率を鑑みて、廃止するのが望ましいという結論に至りました。

・GRは統率者にすることが難しい
これはGRの在り方と統率者ルールのかみ合わせが悪いことに起因します。
GRはランダムで出てくることが前提でカードパワーがデザインされており、それがいつでも必ず出すことができる統率者に指定できると、将来的にゲームそのものに永続的なダメージを与えかねないという懸念がありました。
このことからGRを統率者にできるようなルール整備は断念せざるを得ませんでした。
そして、このことから超次元統率を制定した際のモチベーションであった「全てのクリーチャーを統率者にできる」というものが崩れたのです。

以上が主な理由となります。

この変更はあくまでも「ルールブックから超次元統率者の記述を削除する」だけであり、今すぐ超次元統率者のデッキを崩したり、統率者を変える必要はないと考えます。
今後のルール管理において超次元統率者を考慮しない(強い水のカードが出てもQEDを考慮しない、など)程度のものであり、プレイヤーやイベント主催者が認める限り、使用しても問題ないと考えます。

また、多色ツインパクトは全貌が見えていないので、ゲームバランス的な理由で問題がある場合、変更の可能性は常にあります。

■超次元、禁断、GRを持つクリーチャーは統率者に指定不可
先述の理由と同じです。
サイキック・スヴァの統率者禁止は次回の規制リスト変更で削除する予定です。

以上、よろしくお願いします。