12/20 終淵 ~LOVE&ABYSS~のカードデータを追加しました。

【お知らせ】デッキ構築システム一周年につきまして

2024年12月21日にリリースされたデュエパーチャーのデッキ構築システムが、本日で公開から1周年を迎えました。

今日はこの節目を振り返りつつ、これまでの課題と今後の展望をお伝えします。

目次

おさらい

デッキ構築システムは、カードを画像から選んで自分だけのデッキを作成・公開できる機能です。
パートナーの文明ごとに採用率の高いカードを優先表示したり、ルールで入れられないカードを除外するなど、デュエパーティーやDMEDHに特化したUIを備えています。
また、採用カードのランキングやパートナーごとの相性のいいカードを表示する機能、プレイレベルの自動判定といった、統計データを活かした独自機能も特徴です。

多くのプレイヤーのみなさまに支えられ、過去1年間で1万件を超える数多くのデッキが投稿・共有されてきました。ありがとうございます。

課題

この1年はできたことも多かったものの、実際には課題が少なくありませんでした。
いくつか共有させていただきます。

サーバ負荷との継続的な戦い

この1年間で最も大きな課題となったのが、サーバ負荷の増大でした。
デッキ構築システムは、多くのユーザーが同時にアクセスし、検索・カード画像表示・デッキ保存・統計処理などを行うため、裏側では非常に重い処理が継続的に発生します。

そのため、サーバー側からリソース制限が度々行われ、その間は画像の読込遅延やタイムアウト等が発生していました。
時々重くなっていたのはこのためです。

これの対策のために、DB構造や画像サイズの見直しなどを対策を進めていました。

結果として、この目に見えない負荷対策に開発時間の大部分を費やすことになりました。
サイトの軽量化には今後も継続的に取り組んでまいります。

データベースの容量圧迫

別の問題として、SQLデータベースの容量が急激に増加したことも大きな課題でした。

デッキ投稿数が増え、統計データも蓄積され続けることで、デッキデータや使用カード統計などのテーブルが肥大化し、想定よりも容量が大きくなっていました。
このためデッキ編集の履歴機能などいくつかの機能を削除せざるを得られませんでした。

運営資金の調達難航

そして、これらの技術的な課題に加えて、もうひとつ大きな現実がありました。
負荷対策やSQL容量不足への対応は技術的な努力だけでなく、契約しているサーバーのプランや追加リソースが必要になりますが、その運営資金となる広告収入や寄付がほとんど集まらない状況が続いていることです。

サイトのフッターにもある通り、当サイトは広告収入と寄付を頼りに運営しています。
デッキ構築システムは商用サービスではなく、あくまでコミュニティのために個人で運営しているものです。

今のところ赤字運営と言うわけではありませんが、技術的な課題に対して必要なリソースが調達できないという問題があり、これもまた大きな悩みとなっています。
(アイデアやオファーがありましたらお問い合わせください)

人手の不足

システムを開発するエンジニアは勿論のこと、サイトの記事を書くライターの人手も課題でした。

筆者がこの1年で多く時間を費やしていたのはイベントレポートの企画「全国デュエパ旅」でした。
現地の様子やプレイヤーの雰囲気、地域ごとのデュエパ文化を伝えるこのシリーズは、ありがたいことに多くの方から好評をいただいており、筆者としても非常に多くのことを学ばせていただきました。

しかし同時に、このシリーズは取材・編集などに時間がかかる企画でもあります。
そのため当初予定していた、カード解説、デッキ分析、DMEDHやデュエパーティーに関する深掘り記事、YouTubeチャンネルでの動画といった、もっと頻度を上げて公開したかったコンテンツが思うように出せなかったという側面もありました。

ライターが筆者一人しかいない中で、情報発信のバランスに悩んだ1年でもありました。
他に誰か記事やコードを書いてくれる人いてくれば…と思わざるを得ません。

お知らせ

また、課題とは別に、機能の更新情報をお知らせします。

サブウインドウの「進む」「戻る」ボタンの追加

デッキ編集画面の「採用デッキを検索」等で開くサブウインドウの左上に、アン・ドゥ機能のボタンを追加しました。
採用デッキを開いた後に元の検索結果画面に戻りやすくなりました。

ガイドラインリストの廃止

このリストは統計データを活用し、プレイヤーのデッキ構築をサポートするために公開していたものですが、アクセス数が想定より少なく、利用頻度も低かったという結果が出ていました。

一方で、公式サイドでのプレイレベルの定義が以前より明確になったこともあり、独自のガイドラインを維持する価値が相対的に下がったと判断しました。

ただし、これは「統計を使ってプレイヤーをサポートする試み」を辞めるという意味ではありません。
むしろ、この1年間で蓄積されたデータを活かし、プレイヤーが自分のデッキを客観的に理解したり、他の人のデッキを参考にしやすくする方向性は今後も続けていきたいと考えています。

最後に

最後になりますが、ここまで続けてこられたのは、ひとえに利用してくださった皆さまのおかげです。
この1年、本当にさまざまな課題にぶつかり続けましたが、それでも歩みを止めずに済んだのは、皆さまから寄せられたデッキ投稿、感想、応援のお言葉、そして何よりデュエパを楽しむ気持ちが後押ししてくれたからです。心より感謝申し上げます。

今以上に遊びやすく、学びやすく、そしてワクワクするような環境を作るために、デュエパーティーとDMEDHの発展のために、これからも全力で取り組んでまいります。
とにかくやりたいことが多すぎて、どれだけ時間があっても足りません。
ですが、それこそがこの活動の喜びであり、希望であり、未来そのものです。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
そして、一緒にデュエパーティーとDMEDHの未来を盛り上げていきましょう!

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この記事を書いた人

管理者
DMEDHの設計者で、デュエパーティーの協力者
デュエマの統率者戦を楽しむ方のために様々な取り組みをしています

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