9/12 邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~のカードデータを追加しました。

【DMEDH】ルール&規制リスト更新:2025/9/22+今後の予定の説明


DMEDHにおいて、ルール変更と規制リストの更新を行いました。

目次

動画版

【新規カードへのルール補足】超統率ゾーンからのD・D・Dの使用について

D・D・D [文明(X)](自分のクリーチャーが攻撃する時、このカードを[文明(x)]支払って自分の手札から実行してもよい)

DM25RP3から新規登場したキーワード能力のD・D・Dですが、手札から自身を召喚できる能力であり、ムゲンクライムや無月の門と同じように、超統率ゾーンから使用できます。
ディアスZなんかは3色なのもあって非常に強いですね。

変更内容(25/9/22)

マナゾーンのカードをアンタップできないルールの廃止

ルールの変更点

変更前
・マナゾーンにあるカードは、ターン開始ステップ以外でアンタップさせることはできません。
変更後
廃止

DMEDHでは、マナをアンタップさせる能力をルールで一律で無効にしていましたが、廃止してアンタップできるように変更し、影響度が大きいカードがあれば個別のカード規制での対応する方針に変更しました。

このルールを設定していた背景は下記の通りです。
・《ボルバルザーク・エクス》等の自分のマナゾーンのカードを大量にアンタップするカードが、実質的にエクストラターンのような働きをし、ゲームバランスに大きな影響を与えていたこと。
・当時(10年以上前)は今よりも自然文明以外のマナブースト手段が充実しておらず、文明間の格差を助長していたこと。
・同一ターン中の同名カードの2度撃ち規制ルールもなかったため、無限ループを起こしやすかったこと。
・《母なる紋章》を積極的に使用できるフォーマットなので、アンタップさせるためのマナコストを低く抑えやいこと。
・能力を一律で規制することで、規制カードリストの削減や管理コストの低減の効果があったこと。
にありました。

廃止の理由は下記の通りとなります。
・チャージャー呪文などの自然文明以外のマナブースト手段が充実し、文明間の格差が緩和傾向にあること。
・同一ターン中の同名カードの2度撃ち規制ルールにより、無限ループを起こす手段が制限されていること。
・D・D・D (デデデ・デンジャラ・ダッシュ)などの、マナゾーンのカードをアンタップさせるギミックが増えて、アンタップできないルールがゲームの自由度を下げていたこと。

マナゾーンのカードの数値を変更できないルールの廃止

ルールの変更点

変更前
・マナゾーンにあるカードは、そのカードの元々のマナの数値以外の数値に変更できません。
変更後
廃止

DMEDHは、マナゾーンの数値を変更する能力をルールで一律で無効にしていましたが、廃止して数値が変更できるようにし、影響度が大きいカードがあれば個別のカード規制での対応する方針に変更しました。

このルールを設定していた背景は下記の通りです。
・大量のマナブーストやマナをアンタップさせたりすることと実質的に同じことであり、エクストラターンをルールで規制したことの抜け道になること。
・当時(10年以上前)は今よりも自然文明以外のマナブースト手段が充実しておらず、文明間の格差を助長していたこと。

廃止の理由は下記の通りとなります。
・チャージャー呪文などの自然文明以外のマナブースト手段が充実し、文明間の格差が緩和傾向にあること。
・水晶ソウルなど、マナの数値を変えることがテーマの能力が増えて、数値を変更できないルールがゲームの自由度を下げていたこと。

DMEDHの特色について

マナゾーンのカードをアンタップできないルールの廃止と併せて、デュエパーティーとの共通部分が増え、DMEDH独自のルールを減らす方向の変更となります。
このことを心配される声があることは我々も承知しており、無暗にデュエパのルールに合わせてDMEDHで遊ぶ理由を減らすつもりはありません。

今回廃止した2ルールは規制リストに該当する可能性が高い要素をルール部分で規制することで、規制カードリストを増えないようにするようなもので、DMEDH独自の楽しさが出るような部分ではないものと位置づけられます。

実際、以前行ったアンケートでもこの2ルールはDMEDHの好きなところという設問では、ワースト1と2でもありました。
DMEDHプレイヤーから好かれている独自のルールについては残したり、その特色を伸ばす方向のためルールを変えたりする方針であり、闇雲にデュエパーティーに揃えるようなことは今後もありません。

交流戦の初期シールド・手札の変更

ルールの変更点

変更前
・DMEDHのデッキを使うプレイヤーは、DMEDHのゲームルールが適用され、デュエパーティーのデッキを使うプレイヤーは、デュエパーティーのゲームルールが適用されます。
変更後
・DMEDHのデッキを使うプレイヤーは、DMEDHのゲームルールが適用され、デュエパーティーのデッキを使うプレイヤーは、デュエパーティーのゲームルールが適用されます。
・ゲーム開始時の初期シールドと初期手札は、DMEDHとデュエパーティーのどちらかの枚数にするか相談して決め、全てのプレイヤーがその枚数にします。

DMEDHとデュエパーティーで同じ卓を囲える交流戦ですが、《ウィリデ・ゴル・ゲルス》や《ライオネルの天宝》などの、初期のシールドと手札が相手と変わることによって影響を受けるカードの印象があまりよくないという意見があり、ゲーム開始前に揃えるように変更しました。
《滅亡の起源 零無》などのゲーム開始時の枚数を変更する能力の適用は、これよりも後のタイミングとなります。
(例えば、自分がDMEDHデッキで初期枚数をデュエパに揃えることに合意して、相手に《零無》が1枚いれば、初期シールドは6枚で、初期手札は6枚+《零無》の追加1枚の7枚です。)

どちらに合わせるかはプレイヤー間の相談次第になりますが、誘う側が誘われる側に合わせる方がいいんじゃないかと思います。

■規制カードリストの更新

■以下の規制カードを変更しました。

規制リストの変更点

■無制限→規制カード
《「GG」-001》
《呪烏竜 ACE-Curase / 繁栄の鏡》
《ボルバルザーク・エクス》
《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》
《賢察するエンシェント・ホーン》
《大喰いの超人》

■規制カード→2色以上で規制
《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》
《単騎連射 マグナム》
《邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス》
《超神羅ギュンター・ペガサス》

■規制カード→無制限
《死儀妖精ベラドマイ》
《“B-暴” 砲台 ストロンガ/絶対無敵シールド》
《ボルシャックライシス・NEX》
《クリスタル・フュージョン》
《幻獣妖精ユキゴン》
《命の集う聖域 フィオナの森》
《「謎」の頂 Z-ファイル》

■2色以上規制→無制限
《超神羅ギャラクシー・デスティニー》
《龍秘陣 古代龍万歳》

■3色以上規制→無制限
《爆龍皇 ダイナボルト》

■4色以上規制→無制限
《終末縫合王 ミカドレオ》
《呪紋のカルマ インカ》

■統率規制の解除
《龍仙ロマネスク》
《爆龍皇 ダイナボルト》

マナのアンタップ規制ルールと数値変更規制ルール廃止に伴う追加と、全体的なリストの削減を行いました。

全てのカードへのコメントはしませんが、大まかな考え方について述べさせていただきます。

メタシスの充実化による緩和

以前と比べて、メタシステム(踏み倒しなどを規制する妨害クリーチャーなどの総称)が実用的かつ種類が増えたことにより、ゲームプランに組み込みやすくなりました。

このため大規模な踏み倒しを行うカードについては以前と比べると多少は規制が緩くなる傾向になっています。

手札誘発の充実化による緩和

以前と比べて、ニンジャ・ストライクの新規や、逆転撃、《真気楼と誠偽感の決断》など、相手ターン中に手札から干渉できるカードが格段に増えました。


このため、防御力の向上に伴い、高出力カードが以前と比べると多少は規制が緩くなる傾向になっています。

《頂上混成 BAKUONSOOO8th》について

《頂上混成 BAKUONSOOO8th》はGRを使う強力なシステム3色クリーチャーで、DMEDHの統率者への高い適性があるカードのため、現時点で規制は行っていません。

上記のメタシステムのと手札誘発の充実化により(パワーレベル:ガチに於いて)勝ちきれないことも多いため、高速大出力パートナーの上限として、今後の規制カードリストを検討する上でのの目安の一つと位置付けています。
しかし強力なことには間違いなく、今後見直される可能性は十分にあります。

規制カードが殿堂より少数に

今回の更新で、DMEDHの規制カードが殿堂+プレ殿の枚数を下回りました。
「DMEDHの規制カードが多いので、減らして欲しい」という要望にお応えするために、更新の度に少しずつ削減し、削減を始めてから6年の歳月をかけてようやく達成できました。

しかし、このグラフからは、規制リストの更新頻度も年々落ちていることもわかります。

そこで、今回は今後の話もしたいと思います。

今後のルール変更についての予定

更新スケジュールを3ヶ月ごとの定期更新に

現在、DMEDHのルール更新や規制リストの更新が不定期となっているのを、約3か月ごと、年4回の定期的な更新にスケジュールを変更します。
頻度については以前実施したアンケートの結果によるものです。

更新のタイミングは「基本拡張パック(通常弾)の発売日から10日後以内」とします。
翌週の土日くらいに作業するイメージですね。

定期更新の位置づけ

・規制リストをメンテナンスすることを重視。
・「検討しきったら更新」ではなく「検討出来たものから反映」に手法変更。
・「変更箇所なし」も起こり得る。間に合わなくてもアナウンスは実施。
・規制リストの更新だけであれば解説記事や動画は作成しないことも(ルール変更時には実施)。
・基本拡張パック(通常弾)の発売日から10日後以内に実施。
・更新日の直近3ヶ月以内の弾のカードを即時にリストへ反映するのは努力目標。テストプレイが必要なものはその次回の更新で反映(発売3~5か月後が反映の目安)。
・定期更新とは別に臨時でルール変更などを行う可能性はあり。

理由をお話しするのにあたり、今回の更新が遅れてしまい、ご心配をおかけいたしましたことをお詫びします。
各地のイベント等で私に直接相談された方もおり、大変申し訳なく思っています。

デッキ構築システムの追加を始めとした当サイトの「Dueparture」への刷新などにより、時間が取れない状況が続いていたことが理由となります。
Duepartureのシステムも元々はDMEDHのために開発されたものであり、現時点で更新停止の予定はありません。

時間が取れない、というのも「まとまった時間を必要とするほど一度の更新の負荷を上げ過ぎた」ことでもあり、更新頻度を早めて一回の負荷を下げるべきという反省が、スケジュール変更の理由となります。

DMEDHのルール更新に必要な作業

・カードプール追加によるゲームの変化点の抽出
・テストプレイの準備(デッキ・人員)
・テストプレイ実施
・意思決定・調整
・ルールページ・スクリプト・デッキ構築システムへの反映
・動画作成
・解説記事執筆

上記がDMEDHの一度の更新に必要な作業となります。
昔と比べてDMEDHも遊んでくださるプレイヤーが増えたことから、更新も大規模なものになっていました。

今後は更新タイミングを決めておいて、作業もそれに見合ったものとして納期を優先させていきます。
次回はカレンダー通りなら12月の第4週頃となります。

このペースで続けられるかは正直まだ自信がないのですが、試しに1年実施して、以後は負荷とフィードバックで判断しようと思います。

統率者の選択肢が増えるような追加ルールの検討

DMEDHのゲームの中心となる統率者周りのルールを重点的に整備する方針です。

統率ドローやゴッド統率者、超統率ゾーンから侵略などの能力を使えたりと、デュエパーティーに比べてもルールが多く、それが選択肢を増やし、ゲームの面白さに繋がっています。

それらに続くような統率者の選択肢を拡張できるようなルールをいくつか検討しており、テストプレイをしたうえで実装を考えています。

結構面白いルールになると思いますので、お楽しみに!

統率者のコスト制限の緩和の検討

上記と関連して、現在コスト4以上のクリーチャーを統率者に指定できるコスト制限の緩和を考えています。

このコスト制限が設けられた理由としては、下記の通りとなります。

統率者のコスト制限の背景

・一部の軽量統率者の存在が、統率ドローと合わせて、著しく統率者の選択肢を狭めていた。
・特にマナブースト能力持ちクリーチャーを統率者に指定できるとデッキ内の初動マナブーストが全て自由枠になり、選択肢を狭めていた。
・軽量マナブーストクリーチャーは毎弾のように新規登場するため、規制リストを膨らませていたうえ、管理負担も高かった。
・一部の軽量統率者が、早期に対戦相手を退場させるデッキを組めていた。
・「伝説のクリーチャー」に相当する制限を設ける必要を感じていた。
・デュエパーティーがコスト5以上を条件としたため、コスト4以下のクリーチャーが、上記のような規制が必要なものが出続ける「サポート対象外」であると位置づけられた。

デュエパーティーと違ってコスト5以上としなかったのは、コスト4であれば許容できる上、デュエパとに設定できないクリーチャーを設定できるため、コスト4以上という形の制限を行っていました。
このため、この制限は実質的には「選択肢を広げるもの」という目的で設定していたのですが、人によっては逆に「選択肢を狭めるもの」と見なされる結果となり、昨年実施したアンケートでも要望事項として上がっておりました。

このため上記の背景に上がった軽量統率者の問題点を、水晶規制カードリストとは別の形で対応しつつ、コスト制限の緩和または廃止を検討する予定です。

ひとつお願いなのですが、「具体的にどの軽量クリーチャーを統率者にしたいのか」をアンケートで教えて欲しいです。

コスト制限を一部緩和するのと完全に撤廃するのとでは今後の管理の負荷も変わってきますので、使いたい統率者が何なのか把握したうえで検討します。

アンケートのお願い

DMEDHのルールについて、アンケートにご協力をお願いします(9/30迄)。
下記のバナーをクリックして、リンク先のGoogleフォームのアンケートにて回答をお願いします。


今回の変更の感想や、変えて欲しい・欲しくないルールなどお聞きしたいと考えています。

もしDMEDHに対して伝えたいことがあるなら、是非とも回答をお願いいたします。
SNSに要望等を書かれても認識できないことが多いのですが、アンケートについては確実に目を通すことができます。

次回の更新は、12月を予定しています。

以上、よろしくお願いします。

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この記事を書いた人

管理者
DMEDHの設計者で、デュエパーティーの協力者
デュエマの統率者戦を楽しむ方のために様々な取り組みをしています

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