エキサイティング・デュエパ・デッキの改造レシピや、おすすめカードの解説となります。
今回は不敬なり!真邪眼騎士団です。
■はじめに
不敬なり!真邪眼騎士団は、マナブーストとササゲールでディスペクターのフィニッシャーに繋ぐ、ネクラカラーのビッグマナ、或いはランプデッキです。
ビッグマナはデュエパーティーの代表的な戦術であり、エキサイティング・デュエパ・デッキの中では最も攻守のバランスが取れたデッキと言えます。
今回はそんな白黒緑ディスペクターの改造案となります。
■改造の方針
どのエキサイティング・デュエパ・デッキもそうですが、デッキの主軸、初動カード、防御トリガーなどの基本構造がきわめて優秀で完成度が高く、無改造でも十二分に遊べます。
これは本当にすごいことです。
そのため改造案では、抜くカードと近い役割のものを代わりに入れ、適切にアップデートしていくことを念頭に置きます。
記事中では高いカードや、手に入れられにくいカードも改造カードに入れていますが、持っていないものを無理に入れる必要はありません。
自身のカード資産や予算に合わせて、できる範囲でやってみましょう。
■パートナーについて
ドラドラドラゴン龍幻郷では、新規カードの《ガルチェンソ・ドラゴン》が特筆して優秀だったのでパートナーにしていましたが、今回は組み方によってパートナーが変わります。
デュエパのパートナーは大別すると、キング・ロマノフのように自身がデッキの中心になる「リーダー型パートナー」と、ネロマノフ=ルドルフのように他のカードを支える「マネージャー型パートナー」に分けられます。
パートナーの役割を考えながらデッキを組むのはとても楽しいので、意識してみるといいでしょう。
このリーダー型とマネージャー型のパートナーについては動画でも解説しているので、よければどうぞ。
■プレイレベル2(カジュアル)向けの改造
勝利を目指しつつも相手の戦術を極度に指定しない、プレイレベル2向けの改造です。
公式的にプレイレベル2を想定した商品なので、汎用的なリストとなります。
18枚入れ替えています。
相手の戦略を否定しない範囲で、ディスペクター、初動マナブースト、防御トリガーの入れ替えを行いました。
パートナーはキング・ロマノフです。
■ディスペクター
デッキコンセプトです。
ディスタスと連携する大型ディスペクターの入れ替えを行いました。
《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》
墓地かマナから3枚回収し、ディスペクターとディスタスのコスト軽減を行えるディスペクター。
通常のデュエマではあまり評価されていませんでしたが、本デッキでは手札不足を補いつつ、さらなる展開に繋げられる優秀な1枚です。
《砕慄接続 グレイトフル・ベン》
大量マナブーストとマナ召喚できるシステムディスペクター。
ディスタスならコストを支払わずに召喚できるのも、非常に優秀で、余裕があれば是非入れたいところです。
《星魂接続 パーフェクト・ワールド》
他のクリーチャーにササゲール2を付与し、墓地に置かれたシールドがディスペクターかディスタスなら踏み倒せるシステム。
ササゲール付与で展開をサポートし、EXライフが剥がれた時に踏み倒せるのでディスペクターへの除去を躊躇させられます。
後述するようにパートナーとしても高い適性があるので、そちらもお勧めです。
《炎勢混成 ガウスルヴィス》
相手ターンの初めに相手クリーチャー1体をタップできるディスペクター。
多人数戦では毎ターンのように妨害でき、地味にいやらしくて個人的に好きな1枚です。
■ディスペクターのお勧め
サンプルレシピでは採用していない、他のお勧めのカードです。
カード名のみの記載となります。
《鎧道接続 キング・マルバディアス》
《終槍接続 ブリティオーラ》
《恐帝接続 ネロ・グウルピオ》
《極世接続 G.O.D.Z.A.》
など
■初動カード
コスト3以下のマナブーストやコスト軽減による初動カードです。
枚数は最低でも8~12枚程度がお勧めで、好みで増やしてみましょう。
無改造では2コストのものが多く入っていますが、ゲームスピードが通用のデュエマより遅いデュエパーティーでは、3コストでおまけの効果があるものの方がお勧めです。
デッキによっては2マナ→4マナ→6マナとスピード重視でマナを増やす構成もあるので一概には言えないことですが、今回は中盤以降にも役割が持てて腐りにくいものに置き換えています。
《無頼 ブロンズ-1》
ササゲール持ちで、ディスタスのサポートを受けられます。
《終断γ ドルブロ / ボーンおどり・チャージャー》
防御トリガーを兼ねられます。
《コレンココ・タンク / ボント・プラントボ》
クリーチャー面が6マナの3ブースト。
ロマノグリラなどのパワー12000以上の大型クリーチャーなら手札に加えることもできます。
《竹馬の超人 / テイクバック・チャージャー》
呪文面が軽量エレメント除去。
クリーチャー以外も触れるのが優秀です。
《聖沌忍者 シャーリーシー / シャーリー・チャージャー》
シールド追加。
マナが伸ばしやすいデッキなのでクリーチャー面で2枚増やすのも容易です。
《八頭竜 ACE-Yamata / 神秘の宝剣》
クリーチャー面が大型のコスト踏み倒し。
ロマノグリラ等の超大型にもアクセスできるほか、ロマノグリラから踏み倒しても強力です。
■防御カード
S・トリガー、G・ストライクなどのシールドに埋められる防御手段です。
枚数は最低でも12~16枚程度がお勧めで、好みで増やしてみましょう。
《卍月 ガ・リュザーク 卍 / 卍・獄・殺》
呪文面が全体除去トリガー。
クリーチャー面は相手全体を1時的に妨害できるので、どちらもコストの重さに見合った強力さです。
《大地門ライフ・ゲート》
マナ送りとマナからの踏み倒しを行える、自然文明の定番のS・トリガー呪文です。
6マナのと手札からも唱えやすく、トリガーを選定するのであれば真っ先に候補になります。
《ヴィオラの黒像》
こちらは破壊と墓地からの踏み倒しを行える、闇の定番トリガーです。
タマシードなので、クリーチャーや呪文で除去できない相手にも対応できることも強みです。
《覇王 スカール-1》
G・ストライク、ササゲール1、ディスペクターの墓地からの召喚、マナに置かれた時のアンタップと本当に2マナのカードかと疑いたくなる能力盛りだくさんディスタス。
■その他・未分類
その他のお勧めのカードです。
《龍罠 エスカルデン / マクスカルゴ・トラップ》
3マナブーストから繋がる、5マナの2枚ブースト。
呪文面は除去と踏み倒しを兼ねられ、どちらの面も腐りにくく、使い勝手がいい1枚です。
《謀遠 テレスコ=テレス》
ドローシステム。
相手ターンごとにハンデスと、どれに伴うドローを行えるので、多人数戦で非常に強力なシステムです。
レクセイ-1やヘロマノフ、ネロマノフといった各相手にハンデスが行えるカードとも好相性なので、持っていたら入れてみましょう。
《油殿の精霊龍 オイルマーネ》
シールド追加と、味方へのエスケープ付与。
EXライフでシールドを2枚増やせるようになり、場持ちも向上するばかりか、オシオキムーンとも好相性です。
ディスペクターデッキではかなりお勧めです。
■【おすすめ】レベル2向けパーフェクト・ワールド
構築済みの正統進化のような改造を紹介しましたが、デュエパーティーのデッキは中心となるパートナーを変えることで、戦術を変えることができます。
個人的にお勧めなのが《星魂接続パーフェクト・ワールド》をパートナーに据えたリーダー型の構築です。
自分のシールドが墓地に置かれると踏み倒しを行う特徴的な能力を活かして、シールド焼却カードを採用したディスタス・ディスペクターデッキです。
ギミックが豊富なので、動かしていて面白いです。
こちらは動画でも解説していますので、興味があればぜひ。
レシピは構築済みから半分以上入れ替えていますが、パーフェクト・ワールドと自分のシールドを焼却できるカードを入れる改造だけでも十分に組むことができます。
■プレイレベル3(ガチ)向けの改造
相手の戦略を否定することも厭わず、勝利を追求するプレイレベル3向けの改造です。
パートナーはグレイトフル・ベンです。
ベンの墓地からのマナブーストを活かすために墓地肥やしを多めに採用し、増えたマナから繰り出すための大型クリーチャーも入れ替えています。
《光神龍スペル・デル・フィン》
相手の手札を公開する呪文ロック。
シノビの有無や次のターンの動きが全員分丸わかりになるため、プレイヤーを倒す順番を考える上でも最高峰のフィニッシャーです。
《地封龍 ギャイア》
クリーチャーロックカード。
呪文ロックや耐性付与とセットで使用して詰ますのが望ましいです。
《龍装者 ジスタジオ》
パワー12000以上のクリーチャーを離れなくする除去耐性付与。
ロマノグリラが連れてくるクリーチャーの中で最強と名高いです。
《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》
出た時と攻撃時と離れた時に4つの能力から選んだ2つの能力を相手に選ばせて、その選ばれた能力を使えます。
2つのうちから1つを選ばせる相手と、最終的に選ばれた能力の対象にする相手は振り分けられるため、全ハンデスorマナロックのような、強力な妨害を行えます。
多人数で極めて凶悪なファッティで、増やしたマナから出して制圧していきましょう。
《DARK MATERIAL COMPLEX》
コスト踏み倒し付きの離れないワールドブレイカー。
クリーチャーが離れた時という条件は、多人数戦では全体除去1回で満たすことができ、そうでなくても自然に8枚のカードが溜まっていきます。
山札の消費が激しかったり、クリーチャー以外のカードが下に埋まると取り出しにくいという欠点もありますが、それを補って余りある強さ。
《とこしえの超人》
G・ストライク持ちの最軽量メタクリーチャー。
手札以外のゾーンはパートナーゾーンも含まれるので、パートナー中心のデッキを妨害できます。
レベル3はパートナーで早期にプレイヤーを落としにかかるデッキが多いので、それを対策できます。
《マンハッタンの心絵》
全体マナ送りと展開の妨害ができるタマシード。
全体除去で不利な盤面を解消しつつ、再展開も妨害し、さらにタマシードなので場持ちも良好と本当に強いことしか書かれていません。